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■離婚原因ETC |
協議離婚の離婚理由まで加えると離婚の理由は星の数ほど存在しています。
浮気・借金・暴力・失踪・・・・細かな離婚理由を追いかけて分析すると何も見えなくなってしまいます。
実は離婚件数の推移は景気とリンクしており、そこで初めて人間の本能的な部分と向かい合う事になるのですが、離婚件数は1980年代の景気(GDP)の一時的な落ち込みに呼応するように増加し、1980年代中ごろのGDP成長期を迎え、その件数を減少させました。
そしてバブルが弾ける1990年頃からまた一気に増加した、という経緯があります。
その後景気の低迷と共に、離婚件数は増加の一歩をたどり、そしてついに昨年、離婚件数はついに減少しました。
どことなく景気回復の兆しが見えた昨年、離婚件数はそのように呼応した、と言えるのではないでしょうか?
景気の悪化が人々に与えるストレスも勿論、先行きの不透明感からの結婚、と僅かな結婚生活を経ての離婚。人は景気にそんな風に反応しているのかも知れません。
しかし、一方で、まだ正確な数値ではありませんが昨年度の婚姻件数が減少を示していましたので、離婚件数が減少することは当然ともいえます。
というのも、婚姻関係にある年数を0〜5年、5年〜10年と5年刻みに分割し、その離婚率を比較した場合、0〜5年以内の割合が一番高いのです。
ですから、結婚件数が減少すれば、離婚件数は減少します。ですので、離婚が減ったと一概に喜べない側面もあるのです。
未婚人口が増加すれば出生数が下がり、少子化の問題が浮上したり、やはり私達を取りまく様々な問題はどれもリンクしているわけです。
・・・・まるで床一面に描かれた大きな絵を虫眼鏡で見ているような気分です。
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■関連語句解説 |
嫡出子 |
婚姻関係にある男女の間に生まれた子供 |
非嫡出子 |
婚姻関係にない男女の間に生まれた子供 |
嫡出子の推定 |
妻が婚姻関係中に出産した子供は、婚姻関係にある夫との間にできた子供と推定される事から、生まれてくる子供の父親は夫であると推定される為、夫は自動的に子の父親となる。また、夫婦の離婚後300日以内に生まれた子も同様に婚姻関係にあった夫の子供と推定されます。 |
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