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弁護士法律相談 No 2586
相談者の情報
男性

39歳

正社員 1000万 日本
配偶者の情報
結婚 14 年 39歳 派遣・パート 90万 日本
現在の悩み、状況について
現在離婚調停中です。最初は全く離婚に応じようとしませんでしたが、3回目の調停で離婚に基本合意しました。しかし、解決金の受け渡しや年金分割を持ち出したため、次回の調停で終停予定でした。しかし、その間に妻が探偵を使って、自分の浮気調査をし、自分が女性宅で寝泊まり(数日、男女の関係なし)の証拠を盾に、離婚しないと言ってきました。自分は誤解を招く行動や軽率な行動に関しては反省し謝罪もしました。しかし、自分の考える離婚理由は全く別の性格の不一致です。きっかけは些細なことですが、あまりにも自分勝手な行動(自分の思い通りにならない事に憤慨し、妻から離婚を口にし、挙句の果てに自殺未遂。その後も妻の親戚や父親が出てきて収集がつかない位までに引っかき回し、とどめは妻と父親が共謀し我が家の預金を勝手に父親の口座に移したり・・・・・です。自分としては、こんな状況で妻との婚姻生活は維持できないと離婚を決意しました。しかし、妻はその女性が理由で離婚を言ってきたと勝手に判断し、離婚しない!あんたは有責配偶者だ!だからあんたは離婚できない!私は一生かけてその2人に復讐する!手段は選ばない!仮にあんたが会社をクビになっても知ったこっちゃない!と殺気立っている状況です。自分としては、基本合意の中の親権を妻になくなく託したものとして、子供の事を全く考えていない妻の発言が気になっています。今回の離婚条件も子供の事を最優先に考え、養育費と解決金は通常よりもかなり多く設定しました。それに今回の誤解を招いた行動に関しても、多少の解決金を上乗せしようとも思っています。妻の出方次第ですが、それでもなんの証拠もない状況で強硬に出てくるのであれば、こちらとしても応戦しなくてはならないとも考えております。
この様な状況で、何か良いアドバイスをお願いできますでしょうか?自分勝手な質問で申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。
理想的な状態
理想は早期離婚です。そのために多少の解決金の上乗せは覚悟しています。
ちなみに、基本合意の離婚条件は、親権は妻。養育費11万円。子供の塾代金13万円(実費)解決金300万円。財産分与は各自所有のもの(オーバーローンの家は自分)子供の学資保険は名義を変更し妻へ(250万相当)等々です。 ?
回答
法律上、相談者は有責配偶者であり、離婚請求権はありません。現在の裁判例の傾向からすると、お子さんたちが独立するまで、離婚請求は、とても困難です。したがって、離婚条件で譲って離婚調停を成立させるか、離婚は当分諦めるかのいずれかでしょう。
発想を転換し、同居を再開し、やりなおしてみるという方法もあるかも知れません。その場合、調停にて、同居再開の条件を尋ねるとともに、同居を要求することになります。万一、同居を拒否される場合、その拒否の理由を明確にしてもらいましょう。その理由次第では、再び離婚に切り替えることも検討する必要があるかもしれません。
因みに、女性宅に寝泊まりしていれば、それが数日間であっても、男女関係がないという主張は通らないでしょう。(大貫)