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弁護士法律相談 No 2561
相談者の情報
女性

48歳

派遣・パート 150万 日本
配偶者の情報
結婚 21 年 50歳 正社員 550万 日本
現在の悩み、状況について
約5年前に夫が突然、アパートを借り、別居が始まりました。遠距離通勤の為といいながら、実は浮気でした。
その後、生活費などの入金は毎月ありましたが、それ以外の連絡等はほどんど皆無でした。昨年末、急に夫から「やり直そう」と申し出てきましたが、今までのいきさつから私が拒否しました。この際、子供達の為にもはっきりさせようと先月末、電話で話し合い、離婚を決めました。悩みとして、現在、私と子供の居住しているマンションの住宅ローンの残金があること、夫に借金があること、夫の健康状態が芳しくないことで、慰謝料、養育費、財産分与等の金額を決めかねています。夫の借金は自分の医療費や交際費と思われます。
理想的な状態

慰謝料及び財産分与として住宅ローン(月6万円)を残18年間、完済まで支払う。(名義は現在、夫であるが、名義変更したい。)養育費として、第1子(現在20歳)が大学卒業まで、第2子(現在15歳)が大学卒業まで各4万円。生命保険の受取人を現行通り、私としたい。

回答
財産分与は、基本的に婚姻中に取得した財産を1/2づつ分けます。ですから、夫が残りのローンを払うのにマンションは妻が取得する形での財産分与は、夫が合意しないかぎり出来ません。合意ができない場合、通常は、マンションを売却して売却代金を分けるか、ローンを支払い続ける側が名義も取得し離婚時の時価がプラスになる場合、その部分をいくらかマンションを取得しない側に金銭で支払うことで精算するかになります。
養育費については、通常は成人までですが、最近は大学進学率も高いので、大学卒業時まで養育費を支払う場合も多いです。養育費額については、夫の年収とあなたの年収からは、2人分合わせて月8万円から10万円のようです。
生命保険の扱いですが、当事者で合意できない場合は、通常は離婚時点の解約返戻金額を分与する形が多いようです。(高木)