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弁護士法律相談 No 2548
相談者の情報
女性

49歳

派遣・パート 50万 日本
配偶者の情報
結婚 25 年 52歳 正社員 1200万 日本
現在の悩み、状況について
10年ほど前 夫が風俗店で肝炎に感染しました。当時私は肝炎が性交渉で感染することを知らず、病院の先生から事実を知らされました。何度も離婚を考えましたが、2人の子供がまだ小さかった事、夫がどうしても離婚したくないと謝り 結果として私が受け入れたことになりますが、その後セックスレスです。現在夫と表面上は特別仲が悪いわけではありませんが、30代で女としての人生が終わってしまった事の責任は夫にあると思っています。性格的にも尊敬できないところがあり、いつか離婚したいと思ってきました。今年大学生の年下の子も成人したので、具体的に離婚を考えています。夫の収入はリーマンショック後300万円ほど下がり、回復する保障はありません。貯金は殆どなくバブル期の住宅ローンは2500万円ほど残っています。私は子育てや海外赴任などにより、転職を繰り返し、現在は経理事務のパートをしています。この不況で出勤日数が減り、転職のために資格の勉強中ですが年齢制限もあり再就職は難しいと思っています。離婚に当たって 一番心配なのは経済的なことです。夫の定年まで別居などを続けた方がよいのでしょうか。
理想的な状態
夫と離婚し子供と暮らす。子供たちの生活費・学費は夫負担。年金・慰謝料など私の生活の保障がある状態。現在住んでいる家ではなく 他に住む場所を確保したい。子供たちが独立後は 地方の私の実家に住む事も可能。
回答
現状では、相談者には、離婚請求権はなさそうです。不倫は、既に10年前のことで、相談者が許してやり直しをしたとのことですので、離婚理由にはならないと思います。セックスレスも、一般的には、離婚理由にはなりません。
また、離婚後の生活保障を夫だけに負担させるのは、法律上、無理があります。経済的には、原則として、離婚せずに生活費を負担させるのが有利でしょう。経済的な有利さと離婚を希望する気持ちのどこで折り合いをつけるかの問題のようです。(大貫)