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弁護士法律相談　No　2538
相談者の情報
男性

59歳

 正社員 500万 日本
配偶者の情報
結婚　27　年 48歳 正社員 300万 日本
現在の悩み、状況について
2年位前から愛情が感じられなくなり、妻も更年期だといい夜の方もなくなり昨年の4月ごろ私がもう別れようかとメールして、相手が私の事をどう思っているのかを試したら、離婚届けを持って来てはんこうを押せと言って来た。相手が別れたい気持ちが強いので両親を交え協議したがローンの事で折り合いがつかず物別れに終わった。それから進展がなく家庭内別居をしている。妻の両親と二世帯で住んでいる。妻は一階の両親部屋に居て寝る時だけ二階の子供部屋に寝に来る。掃除、洗濯、炊事は自分でやっている。
理想的な状態
住んでる所が坂道が多く、駅から離れているので年寄りには通勤が大変なので早く離婚して引っ越しをして第二の人生を過ごしたい。
回答
離婚協議の場合、相手方と合意できれば、離婚条件に制限はありません。
しかし、調停、離婚訴訟では、相場から離れた結論を得ることはできません。
まず、年金分割は、50％ずつが基本です。現在までの裁判例では、50％以外の割合での分割はないと言われています。次に、退職金も財産分与の対象となります。すなわち、相談者のご希望の実現は、とても困難です。現状では、どちらも離婚請求権はなさそうなので、経済的には家庭内別居のままの方が有利かもしれません。（大貫）