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弁護士法律相談 No 2511
相談者の情報
男性

32歳

正社員 550万 日本
配偶者の情報
結婚 12 年 32歳 派遣・パート 120万 日本
現在の悩み、状況について
正直死ぬことも考えました。
私共は私の両親・姉・弟と同居しています。夫婦の会話がほとんどなく、話しかけても会話が途切れたとたんプイっとどこかへ言ってしまい、珍しく話しかけてきたと思えば雑用・お金のこと・・・その他は一日一言言葉を交わすか交わさないか程度で、夜な夜な帰宅すれば寝ている。そんな電気の消えたような状態の家庭がもう数年続いています。現在まで2度(3から4年サイクル)上記の原因で離婚の話をしましたが、本人は“嫌”と言うだけで、実質私の両親が子供のことを引き合いに出し猛反対。“二度と同じ話を持ち出すな!”と言われ無理やり押さえつけられて今日に至っております。
最近では家に帰るのが“嫌”を通り越して“怖い”になってます。不眠が何年も続いており薬の服用をしても眠れないことも珍しくなく、妙なできものが体に出てきたりと体調の異変も起こってきており、もう家の誰とも同じ空間に居たくないという感情が抑えきれなくなってきています。なにより子供にまともに接するのも困難になりつつあり、子供も私の変化に気づいているようです。
私は実家の近所ですが住居の購入をしました。当初の目的(うちの親が決めただけなんですが・・・)は世帯分離でした。リフォームが必要なんですが、妻はまったく関心が無く、毎週末一人でせっせと改装作業を行っています。正直そうしていないと、家にいると頭がおかしくなりそうなんです。姉は私の状況を察知したらしく“人間の心の問題だから強制はしない。裁判所へ持ち込んでも構わないけど、でもその前に相談しなさい。また頃合をみて状況を聞くからちゃんと答えて”と一定の理解を示してくれています。また“
とりあえずあんた一人で離れて住みなさい。冷静に考えれるように体調戻しなさい。それからでも遅くない”と言ってくれているのでしばらくそうしようと思っているのですが、私の中ではほぼ答えは固まっていて、後はタイミングだけだと思っています。しかしながら“子供”という言葉が出ると“自分がわがまま言うてるんやろうか・・・”と自分を責めてしまうのも事実です。
私はもう両親に生き方を決められるのも籍だけの夫婦関係みたいなものにもうんざりなんです。自分自身に真剣に向き合うときが来たと思っています。
理想的な状態
妻と別れること。しかし妻は娘を溺愛しています。息子は祖父にもっともなついています。両親は妻に出て行けとは言わず私に言うでしょう(過去にも言われましたので)この状況下だと私一人が出て行けばきれいにおさまるであろうと思っています。今現在の私は適切な判断ができていないと思うのですが家の誰も頼ったりしないから放っておいて欲しい・・・他人であって欲しいとひたすら考えています。
離したくありませんが争うことになるであろう親権は司法の判断に委ねることになると思います。
回答
親権については、女性が圧倒的に有利です。したがって、司法判断に委ねた場合、男性が親権を得るのは極めて困難です。
相談内容からは、婚姻関係が破綻しているとまではいえそうもありません。したがって、仮に相談者が家を出たとしても、相手方が同意しない限り、離婚は成立しません。離婚訴訟を起こしても、別居期間が長期に及ばない限り、離婚が認められない可能性が高いと思います。
しかし、夫婦関係、家族関係が冷え切っており、精神的に限界のようすなので、思い切った対策が必要です。一度、別居し冷却期間をおいてみるという方法もあるかもしれません。その場合、別居合意を作成することをお勧めします。
カウンセリングを受けるのもよいかもしれません。夫婦関係、家族関係を修復するために、ご自身の生活や言動、その根本にある考え方を見直すことも、お考え下さい。(大貫)