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弁護士法律相談 No 2482
相談者の情報
男性

40歳

正社員 580万 日本
配偶者の情報
結婚 15 年 40歳 派遣・パート 240万 日本
現在の悩み、状況について
妻の父親から無茶苦茶な要求をされており、その要求通りにしないと現在の職を失う恐れがあります。
妻の両親への慰謝料が400万、妻と子供への慰謝料が1,500万で、慰謝料だけで1,900万円。養育費として、娘達が成人するまでの期間、20万円/月を要求されています。
慰謝料支払い相手の要否、金額、養育費の金額についての妥当性と、要求に応じなかった場合に言われていることが脅迫罪に該当しないのか?を相談したいです。
理想的な状態
妻の両親は離婚に関して一切、関与しないこと。慰謝料、養育費の正当な金額を知りたい。
回答
近年、離婚慰謝料の相場は下がり続けており、現在の東京家裁では、事実上、300万円が上限になっているようです。また、私の知る限り、子どもへ離婚慰謝料を支払う事例はありません。さらに、離婚慰謝料は、婚姻期間中に、不貞や暴力などの不法行為があった場合にのみ支払うものであり、多くの離婚については、法律上は、慰謝慮の支払いは不要です。
次に、養育費は、記載の年収を前提とすると、月額6万円(2人分合計)前後です。義理のご両親の介入を防ぐには、調停等を申し立てるのがよいと思います。なお、義理のご両親の言動が、相談者の生命等への侵害(例えば、殺すぞなど)に言及していれば、理論的には、脅迫罪に該当する可能性があります。ただし、家族間の言争いには、警察は原則として介入しません(「法は家庭に入らず」という法諺があります)。(大貫)