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弁護士法律相談 No 2409
相談者の情報
女性

49歳

自営業 420万 日本
配偶者の情報
結婚 18 年 49歳 自営業 500万 日本
現在の悩み、状況について
夫婦で居酒屋を経営、別居はしているが毎日店には出て通常通りお互い仕事はしています。二店舗目の失敗による借金の返済に五年程かかりましたが、二年程前に完済、住宅ローンの返済も同時に完済しました。
その為、現在の預金残高はほぼ無いに等しく、私の実家からの借金も有ります。又、年金型保険からの借入金有ります。経営は自転車操業そのものです。お互いの給与を取ってもそのまま会社への運転資金に当てています。ちなみに有限会社の形態をとってます。預貯金も無い状況での財産分与、年金分与がどのようになるのか不安です。結婚前の預金も含め約六千万円、会社へ貸し付けている状況です。金銭問題での喧嘩が原因で別居をしましたが、その間相手から離婚の言葉は一度も有りませんでしたが、半年ほど前から店の客でもあるラウンジのママと男女関係になり、今では彼女のマンションで寝泊りしているようです。
その彼女と一緒にいたいのでしょう、急に離婚を口にしだしました。ただ、自分自身不利になるのであくまでも、別居期間が長いという理由を言ってます。
理想的な状態
夫婦名義の自宅を私の名義にして住む所は確保したい、五十歳という年齢ですし特に資格も無いのである程度の生活費を確保したい。実家からの借金と結婚前の預金を分割にしてでも返済を希望します。
回答
法律上、財産分与は、原則として50%ずつに分けます。したがって、相談者が自宅を単独所有するのは難しいと思います。
次に、実家からの借金については、借用証等がないと借金と認められない可能性もあります。法律上、借金といえるかどうかは、借用証の有無や今までの返済額、返済方法等により判断が異なります。
以上について、自宅を相談者の単独とすることや借金の返済につき、当事者間で合意が成立すれば、その合意は有効です。
したがって、まずは話し合って下さい。話合いのつかない場合、面談による法律相談をお勧めします。 (大貫)