弁護士法律相談 No 2383
相談者の情報 |
男性 |
44歳
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正社員 |
580万 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 1 年 |
44歳 |
専業主婦 |
0 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
私の不貞を理由に2箇月前に別居しました。最近、不貞の慰謝料として私に500万、彼女に300万の慰謝料が請求されました。現在は、内容証明郵便での「示談交渉」の段階です。 @ この金額は高くないですか? A 仮に調停となった場合、慰謝料の額は、私や彼女にとって有利でしょうか? 不利なのでしょうか? 妻には探偵を付けられ、不貞の証拠写真、メールのやりとりを押さえられています。
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理想的な状態 |
仮に慰謝料を支払うにしても、常識的な額で示談したい。二人で300万まで。
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回答 |
最近、給与水準、物価水準の下落とともに、離婚慰謝料の相場も急激に低下しています。現在、多くの裁判官は、離婚慰謝料は300万円程度が上限であると考えているようです。 また、相談者と不倫相手は、不真正連帯の関係に立つので、両名の支払慰謝料の合計は、離婚慰謝料の金額が法律上の上限となります。 他方、相談者は、有責配偶者なので、離婚請求権がありません。したがって、相談者から離婚を求める法手続きを進めた場合、相手方が同意しないと、調停や訴訟であっても、離婚を得ることができません。 離婚を得、かつ、慰謝料を最小限に抑えるためには、相手方に離婚の法的手続きを進めさせ、相談者は、被告側(=訴えられる側)に立つ必要があります。そのためにも、早期の段階から弁護士と相談しながら手続を進めることをお勧めします。
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