無料法律相談回答ページ

弁護士法律相談 No 2372
相談者の情報
女性

38歳

正社員 600万 日本
配偶者の情報
結婚 8 年 36歳 正社員 700万 日本
現在の悩み、状況について
セックスレス、家庭内別居、食事・洗濯の各自実施など明らかに夫婦生活成立していない状況から同居の意味を感じられなくなり、私の方から離婚を希望しました。すぐに同意は得られなかったので、せめて別居の許可をとり3か月前から別居しております。
でももう戻るつもりはなく、この中途半端な状態に区切りをつけたく、再度離婚の要求をしたところ、「婚姻生活の放棄」とみなされ慰謝料350万円を請求され、応じれば離婚してもよいと言われています。私としては、別れられさえすれば、こちらから何も要求するつもりはなかったので驚いたし、逆に応じてくれるなら350万円払ってしまおうかとも思いました。でも、放棄と言われるような行動を起こすまでに至ったのは相手もあってのことだと思うので、慰謝料を請求されるのは違うと思います。また、専門家の判断で私が350万円払う必要があるならば、財産分与の金額も気になります。こちらも要求する気はなかったのですが、現在贅沢する余裕もないので、財産分与したとして、そこから350万円を引いたことにして相殺したいと考えています。慰謝料、財産分与についてどうしてよいか分からず悩んでいます。
理想的な状態
金銭のもめごとなく、役所に書類を提出するのみの協議離婚をしたいと思います。
回答
まず、相談者が不倫をしているなどの有責配偶者でなければ、離婚請求権があります。協議離婚が成立しなくとも、調停離婚、裁判離婚にて最終的に離婚することができます。
次に離婚慰謝料は、不倫や暴力など、どちらかに一方的な非がある場合にその非がある方が、ない方に支払うものです。相談内容からは、そのような非は窺われないので、慰謝料を支払う必要はないと思います。財産分与は、婚姻期間中に増えた財産を分ける制度です。そのような財産があるかどうか、相談内容からは不明です。夫名義、妻名義の各資産(預金等も含みます)の合計を半分ずつにするのが基本です。年金分割は、年金記録の合計を半分ずつにします。
以上の基準で話がまとまらない場合、弁護士への依頼もしくは調停を検討して下さい。話合いでまとまるとよいですね。