弁護士法律相談 No 2328
相談者の情報 |
女性 |
42歳
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正社員 |
180万 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 17 年 |
43歳 |
正社員 |
800万 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
最初に…下の子を妊娠した後からセックスレスでした…夫婦生活が無くても幸せでしたが、主人のギャンブルによる借金が発覚したのが3年前、双方の両親の援助で消費者金融系だけは完済し、残りの銀行系の借金は私も勤めに出て一緒に返済してきました。カード類は取り上げてもうこれで増えることは無いと思っていましたが、知らないうちにまた勝手に借りてしまって本人は自転車操業に…先日私に相談もなく抵当権付きのローンを組んでしまいました。離婚は子供たちのためにと踏みとどまってきましたが、いつ差し押さえられるかわからないので、その時に備えて私がしておかなくてはならない事を教えて下さい。 |
理想的な状態 |
下の子(現在小6)が中学卒業するまでは、何とか離婚せずに返済しながら生活して、高校に入る頃には離婚して、親子三人で暮らしたい。 |
回答 |
多重債務の多くは、借金依存症であり、本人がこれを自覚して治す強い意思がないと治りません。多重債務の解決で一番してはいけないのは、親兄弟などが、借金の返済をして上げることです。周りが助けると、本人の借金依存症が悪化し、隠れて借金を重ねるのが一般的です。すなわち、相談者を含めて、ご家族がしたことは、一番悪い方法だったのです。 今回、多重債務を立ち直らせることを目標にするのでしたら、民事再生手続または破産手続をとって下さい。その際、相談者を含めて、ご親族が経済的に応援してはいけません。本人に、きっちりと責任を取らせましょう。 なお、民事再生や破産は、本人の病根を断つための手続きですので、それを察知して、本人が抵抗する可能性があります。その場合、粘り強く説得して下さい。怒ったり非難したりしても改善はしません。あくまで冷静に説得して下さい。 |