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弁護士法律相談 No 2323
相談者の情報
女性

43歳

派遣・パート 220万 日本
配偶者の情報
結婚 19年 49歳 正社員 450万 日本
現在の悩み、状況について
5年前に新築の家を購入し、やり直す努力はしたつもりですが、やはり無理だとのことで離婚を求められています。
収入的なこともあり9時〜5時までの勤務をしています。夫の母の介護に消極的なことも不満のようです。数年前に亡くなった義父の財産分与のことは一切知れされておらず、そのときのお金を義母から2000万ほど借り、自分の分を800万ほどローンに当てているので離婚の財産分与は100万も出せないと言われています。
私のパート収入は100%家計に入れているので貯金はありません。19歳の娘の養育費は出すつもりはないといいます。15歳の娘一人分しか望めないのでしょうか。高校の学費は夫の口座から引き落としの予定です。19歳の娘は精神的に弱く、ニート状態です。引越し関係で100万近いお金を準備することも難しいです。
理想的な状態
慰謝料 500万以上、子供二人の養育費、月5万以上、年金分割 5割(これについては今後の話し合い次第)
回答
まず、慰謝料ですが相談内容を見る限り、慰謝料を要求できる根拠が不明です。
慰謝料は全ての離婚に請求できるわけではなく、不倫や暴力等の不法行為があった場合に請求できるものです。
記載の年収を前提とすると、養育費は、一人当たり、月額3〜4万円が相場です。
法律上、養育費は、成年になるまで請求することができます。ただし、長女に精神疾患等があって、それがニートの原因であれば、20歳を超えても請求できる可能性があります。
次に、年金分割は50%ずつが当然であり、これを譲る必要はありません。
最後に、財産分与や慰謝料がない場合、扶養的財産分与の対象となる可能性があります。扶養的財産分与としては、120〜240万円程度は、請求したいところです。