弁護士法律相談 No 2303
相談者の情報 |
女性 |
40歳
|
専業主婦 |
0万 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 13 年 |
37歳 |
派遣・パート |
500〜600万 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
今年の5月末に大げんかをして私が実家に帰ったところ
夫から離婚を言い渡されました。
「最初に離婚を言い出したのは私であるし、長年、結婚生
活を維持するために私の動向に怯えながら罵られても我
慢してきたが、これ以上、精神的苦痛に耐えられない。
俺を責めるばかりで掃除と洗濯しかしていない。」
というようなことを言われました。
現在は、離婚することを前提とした夫の承認のもと、7月11
日から実家に身を寄せています。
夫は大学の任期付き准教授で、借金はありません。
私は専業主婦ですが、結婚して3年目の1998年4月から
2004年3月までは、家計を助けるためにパートやアルバイトで
収入を得ていました(夫が退職し学士入学して大学院博士課
程を終了したため)。
夫婦の共有財産は預貯金と家財道具と夫名義の自動車1台
だけですが、お金に関しては夫まかせで預貯金の額を正確に
知りませんし(最近、250から300万の貯金があると聞きました)
自分のお金も持っていません。
家計簿だけは作成していましたが。
別居してからは、夫が毎月初めに、10万円振り込んでくれてい
ます。このお金は、預貯金の財産分与分を分割で支払っている
分だと言われています(何割くれるのか分かりません)。
夫の実家は両親健在で、お金には全く困っていません。
私の実家では母が年金で貧乏暮らしをしています。
--------------------------------------------------
以上のような状況ですが、専業主婦の私でも財産の半分はもら
えるのでしょうか。
また、財産とは別に今後の生活費をもらえるのでしょうか。 |
理想的な状態 |
預貯金と夫名義の自動車1台の財産の半分と、今後の生活費が
欲しいです。また、この様なご時世に放り出されて生きていけると
は思えず、慰謝料も請求したいです。
|
回答 |
パート等で働いて家計を助けた期間もあるので、純粋な専業
主婦という評価ではないと思います。
したがって、財産分与の割合
は、4〜5割が妥当でしょう。
次に、離婚が成立するまで、相手方は、相談者に対し、月額8〜10
万円の生活費を支払う義務があります。これは、財産分与とは別途
支払わなければなりません。
離婚成立後については、財産分与等がない場合、扶養的財産分与
(=経済的自立までの生活費です)を支払う場合があります。
最後に慰謝料ですが、相談内容からは、請求は難しそうです。
弁護士が必要な場合、ご連絡下さい。アドレスは、
mail@satsukilaw.com
です。 |