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弁護士法律相談 No 2268
相談者の情報
女性 44歳 働いていない 0万 日本
配偶者の情報
結婚 9 年 48歳 自営業 180万 日本
現在の悩み、状況について
婚姻費用の減額
【現在の悩み、状況】 別居後、調停で決まった婚姻費用13万円が先月の減額の要求で審判 され5万円まで減額されそうです。
即時抗告の申し立てを昨日、してきましたが、正式な理由の書き方が分 かりません。
弁護士をつけることは金銭的にも余裕がなく今現在不可能 です。 また5万円では生活出来ないので、母子家庭になって保護を受けようか とも考えています。 二年前に向こうから離婚の請求があり、私が離婚を拒んでいたので調停 が不成立に終わり、裁判まで行きました。 裁判では向こうの言い分は取り下げられて、離婚は成立せず、夫は不服 として控訴してきましたが、高等裁判所での判決も離婚は拒否でした。 夫は何が何でも離婚したいらしく、私が思うに今回の婚姻費用の減額も仕 組んだ事としか思えません。 48にもなる男が自営(自営と言っても自分が社長ではなく、防水業で友達と 3人でやっています)でつき12万〜17万の間の手取りしかないなんて信じられません。
まずは即時抗告の理由の書き方をどうすれば良いのか、またこちらに有 利に離婚するにはどうすれば良いのか?
お知恵を頂きたいです。 宜しくお願いします。  
理想的な状態
離婚が成立するまではせめて月10万円の婚姻費用を受け取りたい。子供 が9歳一人とかきましたが、私には前の夫との間に16歳の高校生もいます。 切り詰めていてもお金が掛かっています。 また働きたくて色々面接に行っても採用されずに困っている現状です。 少しでも多くの養育費、また精神的なダメージを受けた慰謝料を請求したい のです。  
回答
夫の税込み年収が180万円であるとすると、婚姻費用は月額5万円となります。
したがって、月額5万円とする家裁の決定を覆すには、夫の年収が180万円を超えていることを主張立証する必要があります。
すなわち、抗告理由に、年収が180万円以上であると考える具体的理由 を記載するとともに、それを支える証拠を提出して下さい。  また、相談者が生活に困っていること自体は、婚姻費用を増額する理由にはなりませんが、裁判官の心情を動かす可能性はあるので、 どのように生活に困っているか、具体的な支出項目等を記載して、 困窮の程度を抗告理由に記載し、それを支える証拠も提出して下さい。
次に、できるだけ有利に離婚条件を決めたいのであれば、先方から 再度、離婚を申し込んでくるのを待つことです。
ご自身から離婚を言い出すと足元をみられます。
離婚条件は、交渉ごとなので、かけひきの 巧拙で結論が変わってきます。
なお、法テラスの法律援助制度を利用して弁護士に依頼する方法もあるので、ご検討下さい。