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弁護士法律相談 No 2222
相談者の情報
男性 47歳 正社員 800万 日本
配偶者の情報
結婚 18 年 44歳 正社員 700万 日本
現在の悩み、状況について
8年以上別居しております。理由は性格の不一致で私が住まい (持ちマンション・共同名義)を出ました。マンションローンは毎月昨年まで私が払ってきました。
会社を経営しておりそちらにも金銭的に色々かかり住んでいない家のローンを払うのも大変で今年になってから払っておりません。 残は800万ぐらいでしょうか。
1.5年ほど前から現状を変えたく離婚を私の方から言い出して話し合いをしております。
現状のマンションの所有権を相手に譲り離婚を成立したいのですが相手の言い分はそれ以外に慰謝料として600万との事です。 私は金銭は不要と考えております。
裁判をすれば私の方が有利だと思うのですが相手にそれを話しても理解しません。
万が一金銭を払う場合いくらが妥当でしょうか?  
理想的な状態
裁判にはお金も時間も多く係りそうです。協議によって中途半端 な今の状態を一日も早く終わらせ次の人生に向かっていきたいと 考えております。 裁判になった場合マンションの査定金額から残債を引いて折半す るのが妥当ではないでしょうか(仮)2400-800÷2=800 この相談の結果を相手に見せて裁判にすると結局、損をするので 協議で終わらせた方が良いと思ってもらいたいのです。  
回答
財産分与は、 (マンションの時価-別居時のローン残高)×50%ですので、試算のとおり約800万円程度でしょう。 別居時に夫名義、妻名義の預金等があれば、それも財産分与の対象です。次に慰謝料ですが、相談メールだけからでは判断できません。法律上、慰謝料は、不倫や暴力等の不法行為があった場合に支払うものであり、離婚の際に必ず支払うものではありません。
しかし、話合いで終わる場合には、男性から女性に「慰謝料」ないし「手切れ金」を支払うことも少なくありません。
その場合でも、実質的婚姻期間が10年なので、100〜300万円程度でしょう。
なお、最近は、この種の「慰謝 料」を支払うことも少なくなってきたようです。不法行為があれば、これに100〜300万円程度上乗せすることになります。
次に法的手続の費用及び期間の目安は次のとおりです。
あくまで一般的な目安であり、見積もりではありません。
調停 着手金30万円程度、成功報酬30万円程度      
期間 3〜6ヶ月程度(東京家裁の場合)
離婚訴訟 着手金50万円程度(調停から継続の場合、値引きするのが通常)、成功報酬50万円程度、
または、経済的利益の10%程度      
期間 6〜12ヶ月程度(東京家裁の場合)
弁護士が必要であれば、ご連絡下さい。アドレスは、 mail@satsukilaw.com です。