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弁護士法律相談　No　2052
相談者の情報
男性 39歳 正社員 600万 日本
配偶者の情報
結婚　　不明　年 不明歳 不明 不明 日本
現在の悩み、状況について
元妻と離婚して、約３年になります。離婚に至るまでは様々な ことがありましたが、子供に会うことができるならばと調停離婚 に応じました。 その際、子供との面接交渉を詳細に取り決めたのですが１年 も経たないうちに一方的に子供に会わせないと言われ、しばら くの間、子供に会えませんでした。 そこで弁護士の先生を交え、調停を申し立て離婚時の面接交 渉を履行するよう話し合いを重ねた結果、離婚時の約束とは程 遠いのですが、なんとか子供に短い時間でも会えるようになりま した。 しかし、それから一年後の今年、再婚するので子供には会わな いで欲しいと言われました。子供の成長を見続けるならばと離婚 後発覚した浮気も申し立てず、波風を立てないように我慢してま いりましたが、最悪の切り札を出された感じです。
理想的な状態
元妻が新たな家庭を築くことに口を挟むつもりはないですし、どうぞご自由にという気持ちなのですが、子供は、私と会えるのを楽しみにしており、私も子供と会えるのを楽しみにしています。 離婚時に取り決めた面接交渉を履行してもらうのが理想です。 離婚時の面接内容は月４回の子供との面接と内１回の泊まりというものです。 現在は月４回、１回につき２時間、平日のみ午後４時から午後６時までの間です。
回答
現行の家族法は、いろいろな欠陥がありますが、なかでも、面接交渉については、法律が整備されておらず、さまざまな問題があります。現在、面接交渉の実施を強制する有効な方法はなく、また、面接交渉の強制が日本の法文化に馴染むかどうか疑われています。そのため、調停等にて成立した面接交渉の条件に違反があった場合でも、有効な対策がありません。面接交渉の円滑な実施については、この点を踏まえて、相手方と粘り強く交渉する以外にありません。 　
もどかしいとは思いますが、以上の点を踏まえ、ご自身のためにも、お子さんのためにも、よい解決が得られるよう、相手方とよく話し合って下さい。