弁護士法律相談 No 2033
相談者の情報 |
女性 |
49歳 |
派遣・パート |
230万 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 10 年 |
53歳 |
正社員 |
700万 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
お互い再婚同士の結婚です。主人は死別でその時中学生
だったあちらの子供を男手1人で面倒見てるのに情に絆され
た感じで付き合い始めました。
17歳は私の連れ子です。
結婚当初から、お互いの性格の不一致で喧嘩が絶えず、そ
の点ではお互い様な部分が有ると思うので慰謝料請求する
つもりはありません。
私が許せなかったのは元々自分に甘い性格の主人は3年前
気分障害と診断を受け2年会社を休みました。
休むのは仕方ないと思ってましたが、生活費を半年後から入
れなくなり
「お前と息子の生活費は自分で何とかしてくれ」
と言って自分の面倒しか見なくなったのです。その癖休んでる
期間中、やる事が無いからと毎日パチンコへ行き外食で贅沢
なモノを食べ旅行等にも行っていました。
私も収入がありゴルフが趣味で、彼が仕事に出たら又元の生
活に戻れるだろうと期待して趣味は続けていました。
2年後会社に復帰しましたが1年後又休みだし最初1ヶ月と言っ
ていたのに現在9ヶ月目です。
生活費は3万くれているだけです。ボーナスも出てるのに1銭もくれません。全部自分の好きなように使っているようです。
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理想的な状態 |
こんな人といても自分の将来に明るさは見出せないので別れ
たい。条件としてこのマンションの主人持分の半分(名義があ
ちらの息子、娘、旦那)。
1年半頂けなかった婚姻生活費。
合計でも450万ほど。
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回答 |
まず、マンションは、相談者と婚姻する前から、相手方がもって
いたものではありませんか。仮にそうだとすると、婚姻財産
とはいえず、財産分与の対象とはなりません。
次に、過去の生活費について、精算義務があるとの少数
説もありますが、過去の生活費の精算義務を認めないのが
通説です。したがって、マンションについても、過去の生活費についても、
相談者のご意向の実現は、残念ながら、法律上は難しそうです。離婚協議にて、なるべく有利な条件を得るよう、努力してみて
下さい。
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