弁護士法律相談 No 2030
相談者の情報 |
女性 |
43歳 |
働いていない |
00万 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 9 年 |
41歳 |
正社員 |
不明 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
主人は現在会社員でありながら、個人事業主でも
あります。
数年前に個人事業を始める前は前述の会社とは別
の会社の役員になっていましたが、その会社の社長
が病気で入院したことにより会社自体が休眠状態と
なり、主人が担当していた仕事を個人で続けている
状態です。
最近、法律事務所を通して、その会社からの貸付
金の返済を督促されました。
当時、私には役員報酬だと言っていましたが、実際
は借りる形になっていたようです。
主人は独身時代にも相当の借金があり、結婚後そ
れを相談されて、私と主人の父とで弁済しました。
その時の約束で、もう無断で借金はしないということ
と、私が立替えた金額は少しづつ返済するということ
になっていましたが、事あるごとに借金をし、私も何
度かまとまった金額を貸しました。
8年以上かかってまだ3割程度しか回収できていま
せん。今回請求されているのはもっと高額ですので
困惑しています。
また、酒癖も悪く、深酒をすると物に当たって壊し
ます。眼鏡やノートPCをへし折ったり紙幣を破いた
こともあります。私に対する暴力も一度ありました。
(顔面殴打)
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理想的な状態 |
主人は私や私の実家を当てにしているようですが、
これ以上債務の肩代わりをしたくありませんし、実
家にも迷惑を掛けたくありません。離婚をして、私が
これまでに貸した全額の返済と住居(分譲マンション、
ローン返済中、頭金は全額私が負担)のうちの取り
分を確保したいと思っています。
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回答 |
相手方は、借金依存症の可能性があります。
借金依存症は、ご親族が借金の肩代わり等をする
ことにより、さらに悪化していきます。相談者が今まで
お金を貸したことが却ってあだになっているようです。
今回こそは、この悪循環を断つべきです。
次にご夫婦の間では、原則として、「貸し借り」は
成立しません。したがって、法律上は、「貸したお金」
の回収は難しそうです。マンションについては、財産分与
+慰謝料として、所有権を得ることを目標にするのが
よいと思います。話合いの難しそうな相手なので、
早めの調停申立ても検討して下さい。 |