無料法律相談回答ページ

弁護士法律相談 No 0528
相談者の情報
女性 57歳 専業主婦 日本
配偶者の情報
結婚 38 年 61歳 自営業 日本
現在の悩み、状況について
かねてからあったDVにより、来年4月からスタートする厚生年金の任意分割を機に離婚を要求しようと考えています。 しかし夫は何事も力ずくで自分の意見を押し通すような人物のため離婚を申し出たときにどのような反応を示すのか考えると恐ろしくなります。かといって、残りの人生をこの夫と過ごすことにはもう耐えられません。 今年3月に公務員を定年退職した夫は、猛反対したわたしの意見を無視し、その翌月から雑貨店をはじめ、退職金も1円たりとももらっていません。結婚以来姑とも同居していますが、この姑からも言葉や物を投げつけられる等の暴力を散々受けてきました。いまは96歳になり幾分衰えたとはいえいまだに物を投げる等のことは続いています。家事と、この姑の世話のうえに店の手伝いをするのはもう懲り懲りなのです。しかも店は、開店以来台風の時以外休んでいません。そして、離婚を考えているわたしの気持ちに勘付いたからか、最近夫は心臓が苦しいと言い出し、来年1月に手術をすると言っています(医者の診断は受けていません)。そのため、娘に仕事を辞めて店を手伝えと命令する始末です。子供らはみんな離婚に賛成しています。安全に離婚への一歩を進めるためには、どうすべきでしょうか?
理想的な状態
夫は冷静に話をできるような相手ではなく、面と向かって離婚を申し出れば暴力をうけることはわかっています。 以前、娘のことで言い合いになり羽交い絞めにされナイフを突きつけられたこともあります。そういったことから考えて、まず家を出て第3者を通して話し合いたいと思います。そして、これまでの暴力に対する慰謝料、年金の分割、わたしの両親から借りている金などを請求したいと考えています。 そしてそれ以降一切わたしに近づかないように裁判所から命令していただきたいと思っています。
回答
暴力夫であれば、別居してから弁護士を通じて離婚を要求するのが一番よいと思います。ご相談の事例でDV保護命令を取得できるのかどうかはわかりません。DV事案については、裁判所(ことに高等裁判所)は、暴力に対する認識が甘く、暴力夫の味方ではないかと思うほど、DV保護命令には消極的です。 ただし、弁護士がつけば、99%の暴力夫はおとなしくなります。更なる暴力は、逮捕の危険があるからです。そして、別居前に弁護士に相談するべきです。お心当たりの弁護士がいなければ、私の事務所にご連絡下さい。 アドレスは、satsukih@xd5.so-net.ne.jpです。