無料法律相談回答ページ

弁護士法律相談 No 0332
相談者の情報
女性 27歳 専業主婦 日本
配偶者の情報
結婚 1 年 27歳 正社員 日本
現在の悩み、状況について
以前、結婚後すぐに配偶者の浮気が原因で離婚請求され、離婚直前までゆき、現在元の鞘に戻っております。 家庭を落ち着かせるためとの名目で、家を購入予定なのですが、頭金のほとんどを私の特有財産(結婚後両親から贈与)で充てます。頭金は取得額の約4割です。 現在でも、夫婦関係が完全に修復できているわけではなく(浮気は終わっていますが)、夫にはもし今後離婚した場合は、家も半分は自分のものだと言われています。以前の離婚話の時にも、散々辛い思いをしているのに、家を買う事で特有財産 までとられるかもしれないのか、と両親に申し訳なく思います。 特有財産は何年間か連れ添うと、権利が消えてしまう物なのでしょうか? また、特有財産で夫婦共有物を購入すると、権利は消えてしまうのでしょうか? できるなら一生連れ添いたいと願っていますが、夫を見る限りそれもかなわぬ夢かもしれないと思い、今のうちに対処法を知りたいのです。よろしくお願い致します。
理想的な状態
夫婦関係を完全に修復することです。普通の家庭を作りたいと願っています。 その為に、不安はつきまといますが、家の購入も前向きに進めるつもりです。
回答
婚姻期間中に増加した財産は婚姻財産となります。したがって、自宅を購入すると 婚姻財産です。専業主婦の分与割合は、3〜50%が相場です。共働きの期間が 長ければ、50%に近づくとお考え下さい。 さて、自宅購入のために、特有財産から頭金を支出した場合であっても、自宅が婚姻財産であることには変わりないと思います。ただし、特有財産から頭金を出した事実は、分与割合を定めるにあたって考慮するべきであると思います。 以上、相談者の夫の言い分の方が正しそうです。このような結果に対し、「特有財産を巻き上げられる」という気持ちをお持ちならば、自宅を購入しない方がよいと思いますが、いかがでしょうか。